一色リトミックって何をするの?

 

リトミックというと“音楽に合わせて歌ったり踊ったりする”イメージですが、それだけではありません。季節に合った制作、右脳の発達を促進する空想遊びやイメージ遊びなど、音楽を媒体として体や頭を使うバラエティに富んだ内容でレッスンを行います。また言語・数・形や社会ルールなどの一般知識は遊びながらインプットされます。

 

例えばこんなことをします

【リズムスティックは万能スティック♪】爽快な音楽(オリジナル曲のピアノ演奏)にのって自転車に乗りましょう。リズムスティックがハンドルに早変わり!

リズムスティックは、床打ちをして音を出すなどはもちろん、雨傘になったり、包丁になったり、ときには折り紙をひらひらと付けて蝶々に見立てることも。さまざまな用途に使うことで子どもたちの想像力をかきたてます。

 

【脳を活性化!】リトミックは本来、裸足で行います。床の気持ちよさを感じながら、ぐるぐるまわって、ピアノのメロディーが止まったらみんなもストップ!グリッサンドが聞こえたらバックオーライで後ろに下がります。子どもたちの脳を鍛えています。そしてトレモロになるとお母さんは気合を入れて「高いたかーい!」子どもたちの喜びが一気にあふれる瞬間です。

 

【みんな大好き、魔法の空間】ピアノに合わせ大きな布をお母さんたちが上下したりひらひらしたり!中で大興奮する子、ママと手をつないで外にいる子、出たり入ったりする子いろいろです。子どもがどんな表情でどこで何をしているか?そういった行動から深層心理、母子関係の形成状況を垣間見ることもできます。お母さんの愛情をたっぷり受け、レッスンを重ねて不安がなくなってくると、お母さんが見えなくても多くの子が楽しく布の中で遊べるようになります。                                      

【刺激しあうこと】このときはハンカチ落としのようなことをしました。少し違うのは鬼の役割(みんなの周りをまわる子)が順番にまわってくること。最初はお母さんと一緒じゃないと歩けなかったり、みんなの表情をみながらゆっくり周ったり。ある男の子は走るのが大好きでいきなり全力疾走しました。お母さんたちからは「わー、はやーい!」とちょっとどよめき。するとどうでしょう。さっきはお母さんと一緒でないと周れなかった次の子が、自分からすぐ立ち上がって走りました。その一連の流れを見ていた子どもたちの表情は一斉にパッと明るくなり、歩いていた子は走り、走っていた子は全力で走りと次々とステップアップ!!

一人3回行ったのは意味があってのこと。1回目より2回目。そして2回目より3回目と、お母さんたちは子どもの能力がぐんぐんあがっていくことを目の当たりにできたと思います。自分の順番が来るのを、はやる気持ちをおさえながらきちんと待つということもしっかりできました。素晴らしい!

 

【講師からのお話タイム】レッスンの合間に、ゆったりとしたメロディー奏でながらお母さんたちにお伝えしたいことを2~3分お話させていただきます。そのときは床にゴロン。子どもたちはお母さんにギュっと抱きしめられて安心して身をゆだねます。人と人との縁、子どもを人と比べないこと、子どもの痛ましい事故から学ぶべきこと、人に感謝すること、日本の四季折々の行事の意味合いなど、これまでの経験をふまえてお伝えしています。

 

 

【イベント企画!】年に数回行われる企画には、おかいものごっこやクリスマスパーティなどがあります。お買い物する品物はお母さんたちの手作り。ビックリするような素晴らしいものがたくさんあります。安心して楽しめるシチュエーションの中で、他社とのコミュニケーションを学びます。

準備するのは有志で手を挙げてくれたお母さんたち。みんなで話し合って、得意分野を生かして作り上げていきます。心の距離も一気に近づいてしまいます。

詳しくはブログ⇒ おかいものごっこ♪2013

【はさみだって上手に使える!】新聞紙を裂いてホウキを作ったり、ハサミや色紙、クレヨンなどを使って四季や伝統行事に沿った制作をします。

春夏秋冬の季節のうつろいや、七夕飾りやお雛様、クリスマスなど子どもたちには制作をさせ、お母さんたちには上でご紹介した【講師からのお話タイム】で、その季節にあった心温まるエピソードや、行事における歴史や教訓を丁寧にお話しします。

下左の写真はカバさんの顔が書いてある画用紙をめくると大きく口を開けているようになる制作。むし歯予防デー(6月4日)の前後に行うことが多いです。むし歯予防に紙でできた歯ブラシでゴシゴシ磨いてあげます。

 

制作をするときは「ハサミを持って、歩きません!」をリズムをつけて何度も連呼します。1歳の子でも、ルールをしっかり覚えてしまうのが驚きです。バッグから文房具を取り出すときも、決してお母さんが出してはいけません。子どもに物の名前を覚えさせ、そのときに使う道具を選ばせ、それを正しく使えるようにします。またシールをはがずなどの細かい作業も、お母さんがお手伝いするのではなく、できる限り子どもたちにやらせます。手先を使うことや経験を反芻させることにより、脳の発達や感情の形成を促します。

 

【音楽を自然に学びます】タンくんとタタちゃんというキャラクターを使って、四分音符と八分音符のリズムを覚えます。「手を叩こう、手を叩こう、タンくんで叩こう〝たんぽぽ”♪」などそのときのテーマになっている物事を歌って、音の長さを感覚として入れていきます。

【フープは不思議な国への入口】フラフープはさまざまな空間になります。例えば忍者ごっこの安全地帯。大人でも鳥肌が立つようなメロディーでピアノが奏でられると、慌てて自分が床に置いたフープに戻ります。「セーフ!敵に見つからなかったね」

また車のハンドルにって山を海を、ドライブすることもあります。みんなが大好きなのは、8個を床にくっつけて並べたフラフープの楽器。一つ目のフープに足を入れるとドの音が!次のフープに足を入れるとレの音が鳴り、歩くスピードに合わせて音階が流れるようにピアノを弾きます。ゆっくり歩く子、跳ねるように歩く子、スピードを出して駆け抜ける子、それぞれ思い思いに奏でてくれます。

【みんなありがとう、修了式】子どもたちにとっては、これが初めてのさよならセレモニー。そして修了証書。修了証書は賞状士の方に書いていただいたものを一人ずつ渡します。一年間しっかり頑張ったことの証でもあり、そこに敬意を払って台紙をつけて差し上げています。いつもの楽しいリトミックの時間とは違う、神聖な空気を感じる中で、頑張ったからこそ立派なものがもらえたのだと自信を持ってもらい、新しい門出へ送り出します。

 

ブログ⇒ 修了式♪201  修了式♪2013

 

 

【修了式を終えたお母さんたちの感想】

週に一度しかないリトミックですが、続けることで成長が見えてきました。子どもの一生懸命な姿が本当に嬉しかったです。リトミックの思い出を励みに頑張ります。

 

★なんでこんなに素晴らしいお母さんたちが集まったんだろう!?と不思議です。でもレッスンを重ねるごとにそれぞれの子どもたちの成長が本当に嬉しくなり、またよそのお母さんたちが我が子に注いでくださる愛情もすごく感じました。先生のおかげでクラスの雰囲気がどんどん温かいものになり、お母さん同士の関係が密になっていったように思います。


★保育園の先生に、絶対にあなたの今の状況・悩みのヒントになるからと教えてもらってきたのがきっかけでした。一色リトミックに出会い、こんなにすごいインプットがあるのか!と驚きました。

 

★レッスン中に聞くことができる先生のお話の時間。私にとっては心が洗われるようなひとときでした。


★家ではしょっちゅう眉間にシワが寄っている私ですが、ここでは笑顔でいられるので、とても大事な時間でした。幼稚園のお母さんたちとも違う関係のつながり。宝物です。

★「ちゃんと時期がくれば、できるようになる」そうやって待つことの大切さを感じました。お兄ちゃんも通わせてあげたかったです。

 

 

理想とするお母さんばかりで、私自身がレッスンを受けに来ているような感じでした。


★旅行に行くにも本当なら日~月曜で行けば安いのですが、私たちにとって大事な時間でしたので、主人には土日にしてくださいといつも言ってました。リトミックは何より最優先でした。

★みなさんがうちの子を、本当に温かく見守ってくださいました。先生も大好きです!

★二年続けてきましたが、一年目は私が娘の行動にヒヤヒヤしてしまっていて、実は早く終わらないかなと思ってしまっていました。だからこんなに穏やかな気持ちで娘を幼稚園に入れることができるなんて思っていませんでした。本当に先生のおかげです。

★娘は足を手術したことがあって、できないことがたくさんありました。でも皆さんから刺激を受けて、ケンケンができるようになったりして、その成長がとても嬉しかったです。ありがとうございました。

★最初の頃はヘトヘトになって帰りました。落ち着きのない子なのですが、少しずつの成長がとても幸せで楽しく、あっという間の一年間でした。

★家族の事情があって、私はなかなかお母さん同士のコミュニケーションをとることができませんでした。でもそんな私に反して息子はいつも明るく活発で、そんな息子を見ていると、私自身が壁を作ってしまっていたことがもったいなかったと思いました。これからは自分の閉ざしていた気持ちをなくして、頑張らなくちゃと思いました。息子には常に笑顔で接したいです。

★先生は子どもだけじゃなく、お母さん一人ひとりをよく見てくださっていた温かい方でした。お姉ちゃんが夏休みなどになると一緒に参加していましたが、お姉ちゃんの楽しみになっているくらいで、お姉ちゃんも習わせてあげることができてたら・・・と思いました。子どもの習い事で、ここまで先生が思いを寄せてくれて、内容の濃い、充実したものは無いのではないかと思っています。